本当にあの場で襲おうかと思った。 鳴かせたかった。 あの強気なあいつからは、どんな甘い声が漏れるのだろう。 そうして色々悶々と考えていると、目の前に人がいることに気付いた。 「……祥」 「遅いから迎えにきた」 笑ってそういう、俺の親友。 「で、どうした??」 「んー…、理性抑えるので精一杯だった」 「はは、お疲れ」 そう言って俺にスポーツ飲料を渡してきた。 「さんきゅ」 「おう」 「なあ…」 「ん??」 「祥と恵も幼馴染なんだよな??」 「まあ、な。 飛鳥達よりは短いけどな」