全くもう…。
そういうとこは抜け目ないだからさ…。
少し夜が憂鬱になりつつも、練習に取り組んだ。
「で、どーなのよ!!」
「だからっ!」
練習も終え、すっかり夜が深まった時間。
あたしは恵にじっくりと迫られていた。
「あの状況でゆずかに手を出すなっていう方が難しいでしょ」
「何で!?」
「…あぁ、忘れてたわ。
(この子、本当に無自覚ね)」
「ん??なに??」
「何でもない、
はい、白状!!」
「やだ!!」
「あらぁ??
『やだ』、ねぇ~~??
やっぱ何かあったんじゃん♪」
「…………やっちゃった」
「ほらほら♪」

