「退学はっ……せめて、休学にしてっ…!!!」 「……飛鳥」 「…………なあ、林??」 「なっ、何っ…」 飛鳥が林に耳打ちする。 耳打ちし終わると、林の顔は真っ青になっていた。 「………私と、この男共。 退学でいいです」 そう、林は言ったのだ。 「ん、じゃあとっとと荷物まとめて出てけ」 「はいっ…」 「飛鳥!」 「今度はなんだ」 深い溜息をつきながらも、聞く耳は持ってくれるようだ。 「別に退学じゃなくてもいいんだけど」