「ったく、飛鳥のせいで朝から走るハメになっただろー!!」
「いいからっ、さっさと走れバカ!!」
「バカは飛鳥だっつの!!」
学校の階段を一気に駆け上がる。
そして教室へ滑り込む。
時すでに遅し。
出欠確認が行われていた。
「はい、青井姉弟遅刻ー。
掃除決定な、お前ら」
「「はあ!!?」」
「はあ、じゃねえよ、ったりめーだボケ」
「あたし悪くない!!飛鳥が寝坊したから!!
ってことであたしは掃除免除して!!」
「するか、姉弟なら余計連帯責任だっつの」
「武井の薄情者!」
「先生をつけろって何回言えば分かるんだよ」