「………うん」 優しく微笑むと飛鳥の姿はなくなった。 「待って、飛鳥!」 あたしは走り出した。 当てもなく、ただずっと走る。 嫌だ。 もう2度と離れたくない。 瞬介に想われて、想えばあたしは幸せになれるんだと信じてた。 だけど違うの。 あたしは、飛鳥に想われなきゃ意味がない。 想わなきゃ意味がない。 叶わなくてもいい。 幸せになれなくてもいい。 飛鳥の傍に、いたいの。 離れたくないよ――――…。 お願い、 ずっと、傍に……。