黒いオーラを纏いながら出てきたのは…。




「飛鳥っ!!
お前のせいであたしのお昼があああっ!!」


「はあ!?俺のせいじゃねえだろっ!!!」


「飛鳥がモテるからいけないんだっつの!!!
自覚しろバカッ!!!!」


「ざけんなよ!
てめぇこそ自覚しろボケッ!!」


「はあ!?
あたし自覚してますけど!?」


「してねぇからこうなってんだ!!」


「意味分かんねぇ!」


「……ったく。
で、お前ら退学、以上」


「ちょ、飛鳥っ…!!」


「いーんだよ、もう俺、理事長に話つけてきたし。
あとはお前の証言だけだ、ゆずか」


「……飛鳥っ…、くんっ!」


「あ?」





林に声をかけられ飛鳥は不機嫌そうに振り向く。