どんどんはっきりる人影。 それはやがて確実に向井先輩だと認識する。 「ゆずちゃん、飛鳥、文化祭お疲れ」 「「お疲れ様です」」 「突然だけどゆずちゃん??」 「はい??」 いきなりあたしに声をかけられてびっくりする。 だけど、驚くことはまだこんなものじゃなかった。 「飛鳥、悪い」 「は??」 飛鳥に一言告げると、再びあたしの方を向いた。 「ゆずちゃん、俺と付き合ってくれないか??」