「じゃ、あたしは飛鳥の隣にいてもいい??」 「当たり前。 むしろずっと隣にいろ」 「えー?? ずっとは嫌ー」 「はあ??俺の命令なんだけど??」 「何その俺様…」 「いいから、ずっと、な」 「しょうがないなあ、 ずっと一緒にいてあげる」 飛鳥に微笑んで、きゅっ、と軽く手を握る。 「あたし達はあたし達だよね」 「あぁ」 ただ、それだけでいいよね。 あたし達はあたし達。 人それぞれだから。 あたし達のクラスはかなり盛り上がって、 模擬店部門1位を獲得してしまった。