物陰から出てきた林さんはいつもと違う雰囲気を纏いながらあたしの目の前に出てきた。
「あんたなんかと飛鳥くんが一緒にいるのが許せないの。
というかその前に、私が飛鳥くんと付き合えないのかが不思議なの!!」
「うん、だから??
そう思うなら飛鳥に言えば??」
「っち。だるいわね。
あんたと飛鳥くんが一緒にいるのが許せないの!!」
「だから、何でそれを飛鳥に言わないの??」
てか、同じこと何回言うんだよ(笑)
「あんたが嫌いで、飛鳥くんが好きだからよ!」
「あ、そ」
…あたしが嫌いで飛鳥が好きだから言えない??
わっけ分かんないなあ。
「まあ、いいわ。
この場でボッロボロにしてあげる」
そう言うと結構体格のいい男子が4、5人出てきた。
あっという間にあたしは囲まれてしまったようだ。
「いいわよ、この子、好きにして。
なんなら孕ませても構わないわ」
「結構な美人じゃーん♪」
………あー、これが俗にいう『レイプ』っていうやつですか。
「…ったく、飛鳥のせいでだるいなあ。
こっちはお腹空いてるのに」

