まっ…、まさか身内にみられてたとは…!!


確かに俺ん家と、ゆずかん家の前で抱き合ってたりすれば、身内は偶然みた…いうのも有り得る。




ニマーっと兄貴は笑って、


「で、付き合えたのか??」


兄貴は俺がゆずかのこと好きだということ知ってる。



「………や、まだ」


「はあ!?さくっと告れよー」


「それが、やっと今日、ゆずかが俺のこと好きだって自覚したんだ」


「だったら告れば…」


「まだなんだ」


「は??」


「ゆずかには、もっと俺を好きになってもらう」



そうニヤ、っと笑った。




「そうか…。
それもそれでいいと思うけど、あまり伸ばすとゆずちゃんも冷めんぞ??」


「分かってる。
そんなことさせねぇくらい夢中にさせてやるよ」