黒板をみると、ある仕事しか空きがなかった。
「……体育倉庫番??」
あたしは呟く。
「体育倉庫番は石灰を引きなおしたり、障害物レースで使ったマットなんかを片付けたりするんだ。
一番面倒な仕事だ」
ニヤリ、と意地の悪い笑みを浮かべる。
てか、あたし達1年なのによく皆この仕事が面倒だって知ってたな。
残されてるのがそれなら仕方がない。
「じゃ、それ」
「ん、じゃあ体育倉庫番は『青井姉弟』で決定な!!」
……は??
きょ…うだい??
鏡台???
嘘でしょ――――!!!?
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