唇が解放されたと同時に
あたしの体を隠していたものが
はぎとられていく。


「……もっと、激しくして。」


「おまえはわがままだな…。
 ――よし。」

こいつは、1人でうなづくと、
あたしの制服のネクタイを外し、
カラダに自分の舌をはわせ、
Sっけたっぷりの顔で笑いながら
あたしの手首を束縛した。


「細すぎるだろ。折れそうだな」


そう言ってあたしの腕を
頭の上までもって行った。