「わっ…、ちょっと……ッ!」


むふ。


「(なんや…、何なんやこの収集つかん感じはッ!スッキリせぇへん!)」


ああ…、ごめんなさいシー先輩。


「謝るなら離してぇえぇえ!?」


…、スリスリ。


「(無視したッ!)」


「…っや、ちょ…!」

「(……)」

「も、い…加減…、やめっ…!」

「(……)」

「ひゃっ…!んー!?」

「(あーあー……)」


んふ。


「や、も…っ」

「(あ……)」

「…そろそろ観客も飽きて来てるからあッ!」

「(言った…)」


くふ。


「君、見てないで…助けッ…!」

「(……よし)」


グサッ


「ぐっ!な、何故……」

「ウチ…、和物が好きやねん」

「……ぐふっ…」

「往生しいや」


あ、あら、私ったらつい……。

…、どうして王子様が倒れてるんですの?


「いやあ…、プラでも思いっきり刺したら痛いらしいなあ…」


…琉さん……。


「元に戻ったし、めでたしめでたしやな」


……。


「な!」


……、こうして人魚姫は海に帰り、コーヒー牛乳とジャ〇プに命を捧げたのでした。






(おいおい…、王子倒れてんじゃねぇか)

(龍子は黙ってろや)

(いい加減それヤメロッ!)



最近、龍太郎が格好良すぎると思うのです(笑)