その後はコーヒーカップに乗った。 「あー楽しかった!」 紗菜の満足そうな顔を見て、俺も満足! 「あ…」 紗菜が立ち止まる。 「……どした?」 「最後にあれ、乗っていい…?」 あれ、とは観覧車。 俺は少しだけ笑う。 「いーよ」 「やった!」 紗菜は嬉しそうに笑う。 そして観覧車に乗り込んだ。