すぐ明に電話する。 『もしもし?』 「紗菜…。昨日一緒にいた子、知らない!?」 『あの子なら、今日恵介のこと聞きにきたわ』 俺のこと聞きに…? 『原和田くんに聞いて、って言っちゃったけど』 「分かった、ありがとう」 通話を切り、原和田の家へ向かう。 ここからなら、急げば5分でいける…! 俺はまた走った。