次のページをめくる。 俺は、一枚の写真に目がいった。 たくさんの流れ星。 流星群か…。 綺麗な流星群を見ずに、見つめ合う二人。 肩と肩がぶつかり、手を繋いでいる。 これ、懐かしい…。 顔、近いと思ったんだけどな…。 こうやって見ると、あんまり近くないんだな。 やっぱ、流星群だったんだ…。 全然気づかなかった。 緊張してて、松山さんと話すのが精一杯だった。 触れてる肩と手が異常に熱を持っていた。