「ソイツヲ助ケタイカ?」 低くもなく、高くもない声は中性的で、女にも男の声にも聞こえた。 その声に振り返ると、目の前には死神がいた。 驚いた俺は一歩後ずさる。 他の死神とは違う、白い死神だった。 今まで見えていた俺の守護霊も黒い死神も消えていた。 驚いたのが、死神から俺に話しかけてきた事。