『ぶっ殺すっ!!』佐之助くんの口からそんな言葉がでるとは思わなかったので、
ビクッと体を震わせると、高杉さんを睨んでた目が一瞬私を見て哀しそうな顔をしたような気がした。
「へぇ…こんなチビが組長だって?
フッ…笑わせる…新撰組もダメになったなァ」
馬鹿にしたように笑いながら上から目線で佐之助くんを見つめ、次に私を見る。
「なぁ?か・い・り♪」
今時のチャラ男みたいなノリで私に振る。
ちょちょちょ…こんな所で私に振らないでよっ!!
無理無理と高杉さんに目線を送ると、ニヤッと笑って
「佐之助くん…だっけ?
海陸は俺の女だから手ぇださないでくれる?」

