「今のお前の格好じゃ、 目立ちすぎだろ? だから俺のを着ろ。」 そうか… 今の私は学校指定のブレザーで、 この時代の人達は ブレザーなんて着ていない。 そんなこと 気にしていなかったけど、 この時代の人達には 怪しいんだ。 「あ…ありがとうございますっ! …でも、 どこで着替えれば?」 ふと、辺りを見回すが、 着替えれそうなところは どこにもない。 「あ? ここでいいだろ。 ここで。」 と言い、部屋の床を 指で突っつく。