「ああああのっ!」 そう言うと、 高杉さんは私のほうを見て 「お前も脱げ。 言わなくても、 することはわかるだろ?」 私の服のボタンを外そうとする 高杉さんがなにをしようとしているのかは、 中学2年の私だってわかった。 「あの… でも私、したことないし…」 うつむくと、 高杉さんの手が止まった。 「お前、勘違いするんじゃねぇ。 変態。」 急に立ち上がり、 服を私に投げつける。 「……え…?」 渡されたのは、 男モノの服で 渡された意味がよくわからなかった。