高杉さんは、 私の顔をじっくり眺めて 「コイツは 手放したくねぇな…」 ぼそっとなにか言ったかと思えば、 私の顎を上げる。 いやいやいや! アニメとかではあるけど、 自在やられると 恥ずかしい… 顎を上げられたまま 高杉さんは、 私を見つめるが、 私は、そんな恥ずかしい事は出来ないので 目を合わせないようにする。 「海陸。 お前、俺の女になれ。」 ………ん? いいい…今、なんて? 「よし、 今日からお前は俺の女。 お前に拒否権はねぇ」 「え゛…?」