突然、左之助君に抱きしめられる。



ちょっ!?
えっ!?


私はパニックになり、
どうすることも出来なかった。
それと、
どうしたらいいかわからなかった。



「ありがとう。
そんな事言ってくれたの、
アンタだけだ…。」



左之助君は、
手の力を弱めると、
勢いよく離れる。



「なななっ!
なにしてんだよっ!」



顔を真っ赤にして怒る。



「なっ!?
あんたが急に抱きついてきたんでしょ!?」