やはり私は神に嫌われている。


私は毎晩泣き続けた。


妻の棺桶の前で泣き続けた。



妻の身体はどんどん腐敗して、もう妻はどこにもいないとわかってしまった。


でも妻の棺桶を埋めたりはしなかった。


美しいとは個人の主観に過ぎないのだろう?

ならば私は美しいと謳おう。


お前の腐敗した亡骸を。


愛しいと語って聞かせよう。