「ふははははは!!!!」 夜の城。 妻は泣き叫びながら逃げ回る。 馬鞭を以て妻の身体を抉った。 「いや…助けて……っ お助けを!!」 「はははは、いいぞ、その顔だ。 美しく整ったその顔が恐怖に歪み激しく崩れ落ち、汚い涙に濡れ這いつくばりながら逃げるお前の姿がどんなにいとおしいことか、なぁ、なぁ、なぁ!!!!」