愛しい妻は日に日に醜くなる。


時を刻むに従って妻の身体は醜くなる。

あんなに美しい心を持っていたのに、どうして醜い心の私が生きている?


私が愛しいと愛を語った妻は腐敗して朽ちていくのに、なぜ新しい妻はこんなにも美しい?



わからない。

妻は、美しい。


私は醜い。



耐えられないほど恨めしく、私は慟哭する夜をついにやめた。



月を見れば妻の横顔が見える気がした。