(短)謎な君に恋をした




「もしもし!」


『やあ』



声は卯坂さんだった。



「あの、今日はありがとう」


『ククッ』



また奇妙な笑い。


今度はなんだ?



『敬語使わないなんて面白い』


「じゃあ卯坂さんって年上なんですか?」


『ククッ、面白い』



この人ほんとに何…?


よくわからない。



『それは秘密』



ほら、秘密。