「無愛想でクールと言えば神埼裕でしょ。あれ女子とかもちろん男子ともあんましゃべんないよね。」

「あいつまぢ無理~。うちの一番嫌いなタイプ。」

「きゃははっ!!まぢウケんね~。どんだけ嫌いなのか顔が物語ってるよ。でも話してみると案外いい奴かもよ。」

まぢ?私すぐ顔に出るんだよね。

直さなきゃ。

「あんな奴本当にありえないから!!!無口で無愛想、なんか絶対自分かっこいいとか思ってるもんあれ。クール極めてます~みたいな。一回話しかけてみたけど何も言わねーの!顔がいいからってあれはないわ。」

そう入学したとき顔超好みだったから話しかけてみたけど返事こず。

そんときは機嫌悪かったのかな~て思って次の日も話しかけてみたけどまた返事こなかったの。あれはまぢムカついた。

それからあいつ超無理。

コミニケーションッテコトバヲ、シラナイノカシラ??


なんてこと思ってたらもう5時だった。

「もう5時じゃん。梨花の彼氏もう部活終わるじゃん。んじゃ私は帰るか~。」


「ホントだ。いつも話し相手なってくれてまぢありがと。」

梨花は彼氏と一緒に変えるために部活終わるまで待ってる。

だから私も梨花の彼氏が部活終わるまで放課後は梨花と一緒に話してんの。梨花一人じゃ可哀想だし。

5時になったらうちは邪魔虫だから退散すんだけどね。

「じゃばいばーい。」

「うん。また明日~。」