俺は咄嗟に近くにあった部屋に逃げ込んだ。 少しだけドアを開け覗くと 走って行ったのはマリアだった。 マ「…ハァハァ…これだけはっ。」 立ち止まり左手を見つめてそうつぶやいた。 間違いない。マリアの左手についているのは あの指輪だ。 俺はマリアに気付かれない様に 後を付いて行った…。