砂場のロケット 〜キミと見る群青〜





あまり、感情なく 呟いた


気持ちは入っていたけど

まだ体中を支配する力の方が
強いせいだと思う




アズは少し、離れた位置で
俺が脱いだシャツをたたみ

真木が出してくれた
下着と、タオル類を並べた




「 お風呂入ったら
ジーンズとかも、乾燥機に入れるね 」


「 …… イジメか? 」


「 あ …… そっか ヴィンテージ? 」


「 ――… アズさ 」




「 うん 」




「 ―――… 頭来たのか それ 」


「 どれ? 」


「 …アンクレットよ 」




アズは 答えない