砂場のロケット 〜キミと見る群青〜







――… 途端に

自分の身体の奥で


細かい炭酸水みたいな激流が走り
また全ての音が 遠くなって行く



" してもいい "


そういう風にしか、聞こえない




―――― 抵抗しないのか


それに対しての答  意味




でもすぐに


"抵抗してもいいの?"


そんな結果も 頭の中に浮かんだ



だけど ―――


相変わらず
力が抜けたままの 白い体


これはどう、受け取ればいい?







… もしかしたら、拒否や抗議を秘め
涙さえ流しているかもしれないと


あの綺麗な碧い瞳から
逃げていた自分の眼が


何度か周囲の
どうでもいい フローリングの床とか


飾り模様の入った、
何かの脚を視界に入れながら


ゆっくりと
その瞳を捜しだして、捕らえた時




―――― もう 駄目だと思った