砂場のロケット 〜キミと見る群青〜




「 …… うん 」


「 この絡みはさ
――― 仕事じゃないだろ?


素の自分出して、嫌われたならさ
もうそれはそれで、仕方ないべな 」


「  でも  」


「 わかるから待てって

――― アズの立場的には
限りなく、その状況に近いよな

変にあの子達と不仲になったら
真木や、灰谷がとかさ ―――


それに、向こうのお前に対するイメージも
プロモとか曲の感じで
出来上がってしまってるだろうし


――… でもさ

奴らはそんな事
仕事に持ち込まないと思うよ

それに灰谷だって

ここ大事な

まだユカちゃんって
決まってねえんで? 」




「 …………… 」


「 そこまで考えんな
アズは女の子同士として
あの子達と付き合って行けばいい

学校のクラスメートにしたって
ネットの中に、したってよ

結局は気の合う者同士で
固まる様に、自然となるべな 」



「  …… ねえ 淳 」


「  ――… ん? 」