砂場のロケット 〜キミと見る群青〜




その問いにも
青山は口ごもり、答えず
もう一度俺は、同じ質問を繰り返した




「 …どうしたのよ 」




「 ――… を、買いに行こうと 」


「 なに? 」




「 …… ゼリーを 」


「  は?! 」




「 ――― 起きた時に

あずるが好きだから
喜ぶだろうと思って 」




「 な…!!

――― そんなもんは起きてから
目が覚めた時、そばにいてやって
お前が相手なら…

頭撫でてやって、キスでもしてやれば
あっという間に、機嫌治るべな?! 」




「 …いや

それはさっき
嫌みたいな事言われたんだ

今回、かなり怒ってるから… 」



真木は、盛大に爆笑し
俺は本当に、呆れてしまう




「 ―――… お前さあ…
物で釣ろうとするとか
俺とレベル、変わらないすけそれ 」




「 ―――…
釣ろうとしてるわけじゃない 」



……… なんか、気が抜けてしまった