「 … それは 普通の友達同士でもあるだろう…? 」 「 僕らは、男だもの 」 「 ――… 男だからだけじゃないべな 」 「 岡田くん…? 」 「 … 普通、こんなのありえないって 途中で諦めてるか ケンカしてめちゃくちゃになってるか 俺なら、とっくに逃げ出してる… 」 「 ――― それは出来ないよ だってアズルンは ずっと、歌ってるんだもの 楽器の僕らが逃げたら 誰も演奏する奴らが いなくなっちゃうじゃないか! 」