「 何かよ…
―――― 見えた感じがした
しっかしアホだな 皆 」
「 うん 面白かっ… 」
" た "を言い切る前に、アズがクシャミ
上着を脱ぐ動きをしたら
アズに「平気」と、先に制止された
… なんかそれが
嬉しいながらもムッとして
手摺りの前に立つ背中から
両手を回して、体を包む
「 …… アズ
何か、縮んでねえか?おまえ 」
「 ちっ ちぢまないよ!
――― っていうか
淳、背、おっきくなった…? 」
「 …まさかよ
この年から成長するとか無いベな 」
「 ―― ううん!!
絶対大きくなってる!!
なんか違うもん! もっと… 」
「 …… ああ
"猫背治った"とは言われたな
仕事場の皆によ 」
「 ――― うん!! だからだ!! 」


