マックに行く途中に
あかりは一切律の
話題は出さなかった。


ある意味あかりの
優しさなのかな?


そしてマックに行き、
ある程度注文をして
席についた。



席に着いたとたん
あかりの表情は少し

こわかった。


「ねぇ、友那」


「なっ、なに?」


私は息をのんだ。


「いつから
好きだったわけ?」


その一言が一瞬だけ
私を不安にさせた。

この不安は私を
不幸へと導くものだった。


このときはまだ
気づかなかった。

気づくことができたら
誰も悲しますにすんだのに。


「うーんとね…多分、
幼稚園のころからかな?」


このときのあかりの
表情はなぜか悲しそうで、
辛そうな表情だった。


「結構前からなんだね!?」


「うん、私と律
幼なじみだから…」


「そーなん………えっ!?
幼なじみ!?」


結構な声の大きさ
だったから
回りにいたお客さんや
店員の人とかが
私たちの方を見てきた。


「ちょっと声でかいよ…」


驚きが隠せないあかりは、
半分以上残ってる飲み物を
すごいスピードで飲みほした。



あかるに私たちの
ことを全部話した。


何でこのとき、
なにも考えなかったんだろう…

あのとき、あのとき…