「…ハァッ……ハァッ」


少し走っただけで息が切れる。


辺りを見たら木ばっかり。あの場所からさほど離れてないと思う。

「………真っ暗」

ボソッとわたしは呟いた。




なぜわたしがこんなところにいると言うと――。