私の姉の菖蒲(あやめ)。いつも私の様子を見てきてくれる。


「おはよう、冬華」

「おはよう」


忙しい両親の代わりに私の心配をしてくれる。
大学もあるのに。

「今日は大学ないからいつもより長くここにいられるよ」

「そうなんだ」

「おねいちゃんまだ!?」


後ろから子供達が私を呼んでいた。

「あっ、お姉ちゃんまた後でね」

「うん。頑張ってね」

「はーい」


お姉ちゃんは朔夜先生のところに行くらしいからそれまで私は子供達と遊んでる。


そういえばお姉ちゃん何しに朔夜先生のところに行くんだろ


何か話をしてくるらしいが、まあ、私には関係ないことだけど。


私は気にせず子供達と遊んだり、おじいちゃん達と話したりしていた。