「冬華ちゃん、朝だよ」

「…ん~」


看護師さんに起こされた。


まだ眠い。てか、3時間ぐらいしか寝てない。


「ふぁ~」

「珍しいわね、眠いなんて」

「うん。あんま寝つけれなかった」

「夜更かしはだめだからね」


看護師さんはそういってご飯を置いて病室を出て行った。


今日も行こうかな。結音、いるのかな。


早く神社に行きたいけど行けれない。ひどくもどかしい。


ご飯を食べ終わって、病室を出た。



ロビーには多くの人がいた。朝早いのに。


「冬華ちゃんおはよう」

「おはよう」


車椅子の女の子に挨拶をされた。


「今日は何して遊ぶの?」

「ん~~、本でも読もうか」


女の子はうれしそうに返事をしてくれた。