あたしは、いつのまにか梓くんの体とはなれていた。 「帰るぞ。あしたはお見合いだ」 「お見合いって…。しないわよっ」 父があたしの腕を引く。 それから、梓くんの両親に、「ご迷惑をおかけしました」と礼をした。 「梓くんっ!」 梓くんは悲しそうに目をふせていた。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 傷つけてごめんなさい。 悲しませてごめんなさい。 あたしのせいでごめんなさい。 梓くん…。