―華桜―




次の駅で直ぐに痴漢男は逃げて行った――。



終わった――。



「…あの――。」



あっ…。忘れてた――。



痴漢男の被害者ってこの子か――。



栗色のふわっとした長い髪に、白くて透き通るような肌――。大きな瞳に涙をためている――。



「かわいい」――。



それが、彼女の印象――。