コンコン。


「失礼します。」

私の最初のお仕事、いや、お世話は、彼を起こすこと。

そのため私は、夏休みの間、家のことは次女に任せ住み込みで働くことになった。

ちなちに私の部屋はなぜかかあいつの隣部屋。



といっても、アイツの部屋中の一つの部屋?
と言うような感じで、実際は同室である。



私は起こそうと彼が寝ているベッドへと向かった。

「レオン様朝です。起きて下さい。」



「ん…ん……。」

レオンは寝返りをうち私の方を向いた。


「何時だ?」

「6時20分です。」

「まだ時間あるな。」





ーぐいっー