甘い罠

「瑠璃ちゃんは?
休みの日何してるの?」

「私も似たような感じですよ(笑)

掃除して洗濯して買い物してって感じで…

本読んだりDVD観たり…
あ、料理が趣味なんで、休みの日は美味しいもの作って一人で食べてます(笑)」

本当のことだったが、料理が趣味なんて、なんかアピールしてるみたいでいやらしかったかな?と、瑠璃は一人気まずくなった

「へぇ…

あ、じゃあいつか瑠璃ちゃんの手料理食べさせてもらえるのかな?俺(笑)」

瑠璃は、木村の言葉にドキドキしていたが、社交辞令だろうと思い、笑って流した


碧も戻ってきたところで、そろそろお開きにしようかということになった

お会計は木村が全て払ってくれた

「ご馳走様でした~」
碧はあっけらかんとしている

「え、でも全部奢ってもらうなんて悪いです

私出しますから」

瑠璃は気が気じゃなく、財布を出した

「いいの、いいの

今夜は俺に出させてよ」

木村は受け取りそうにない


「バカね、瑠璃
こういう時は素直に奢ってもらった方がいーのよ?

ね?木村さん♪」

碧はまた小悪魔のような顔で笑った