甘い罠

「津崎で予約してるんですけど

あ、連れが先に入ってます」

レジカウンターにいた女性の店員さんに声を掛けた

奥の方から「いらっしゃいませ~」と威勢のいい声が聞こえる

「津崎様ですね
はぁい、承っております~」

コンビニの店員のような、事務的でおかしな発音の女の子だった

XYZは、テーブルごとに仕切られて、個室のような作りになっている
煩くないし、煙草の煙りが流れてくることもない
そこが気に入って、瑠璃達は何度か足を運んでいた