甘い罠

碧と会うことに、特別どうということはなかったが、なんとなく気が進まない感はあった

けれど、今日碧と会う価値はある

どういう風の吹き回しか、碧の勤める会社の男の人を、瑠璃に紹介したいというのだ


碧は、大手商社の受付嬢に収まっていた

たまに会う碧は、どんどん洗練されて綺麗になっていくように瑠璃の目には映った