「うぅー」私は近くの公園まで走ってきてしまった。ベンチに座っていっぱい泣いた。 「耀太のバカ野郎っ鈍感!アホ!間抜け!」 「間抜けは余計だろ…ハァ…ハァ…」息を切らした耀太が袋を抱えて立っていた。 「何で来たのよ」ゆっくり近づいてくる耀太。私はそっぽを向くように耀太と逆の方を見る。 「俺だって素直になりたかったよ…」耀太が私の前にしゃがんで話す。 「俺だってな、素直になりてぇーよ」 「何が!?」泣きながら少しキレ気味で話す。