「アコ、荷物はそれだけか?」


『うん。じーじ行こう。』


「あぁ。それとアコ?本当に一人暮らしで大丈夫なのか?
部屋なら沢山あるんだぞ。」


『大丈夫。心配しないで何かったらすぐにじーじに言うから。』


「ん。何かあれば直ぐに頼りなさい。じーはアコの味方じゃよ。」


私はそっとじーじに微笑みかけ、車に揺られながら瞼を閉じた。