入学式を終えて教室に移動した。


翔さんも同じ学校だったんだ。
なぜだか物が飛び交う我が教室。ここで考え事は出来ないと実感した。


「あなたが、松野あこちゃんって言うのね♪」

・・・・だれ?

「こら南。あこちゃん困ってるじゃない。いきなりはダメよ!!」

「ごめんね椿ちゃん。だってあこちゃん可愛いんだもん♪」

「ハァー。ごめんね松野さん。この子は村田南。あたしは小田原椿。
あこちゃんの名前可愛いから始まって。
逢いたい。見たい。話たい。って南が興奮しちゃって。」


『全然大丈夫です。村田南さんに小田原椿さん。松野あこです。よろしくお願いします。』


「「綺麗」」

・・・・?

「あこちゃん!!南とお友達になろ!!」

「南ズルい!!あこちゃん、あたしとも友達になって?」