記憶の向こう側







「叶恵!…本当に、ごめん!」




敬太が帰ってからしばらく経って、勇樹が病室へと入ってきた。




とても真剣な顔。




勇樹は私と目が合うと、すぐに口を開いた。




「説明させてほしいんだ…あのこと。」



「うん。」




私はゆっくり首を縦に振ってうなずいた。