「そして事故に遭い、この病院に担ぎ込まれて…、今に至るってわけか。」 時折カルテに書き込みしながら、島川先生は私の話に相づちを打ってくれた。 勇樹と梓さん、敬太は、神妙な面持ちで私の話に聞き入っていた。 「叶恵ちゃんに、そんなつらい過去があったなんて…、信じられないわ。」 しばらく5人で無言になった後、ようやく梓さんが口を開いた。