記憶の向こう側






数日後




「杏子、来てごらん。コロが…」




暗い部屋の中に閉じこもったまま、泣いていた私を外に連れ出してくれたのは、お母さんだった。






「コロ…」




お母さんに導かれるまま、コロのいる小屋に行って、そっとコロの身体をなでた。




あれ…?


コロ、何か違う。




私は驚いて、違和感を感じたところをよく見てみた。






コロは、妊娠していた。